＃ポトスの育て方

１．ポトスは初心者向きの観葉植物

ポトスは、葉がみずみずしい黄緑色のつる性の着生植物で、育てやすいとともに比較的容易に増やすこともできるので、初心者向きの観葉植物といえます。

２．育て方のポイント

（１）半日陰でもよく育つ

半日陰でもよく育ちます。むしろ直射日光に当てすぎると葉が変色してしまいます。ただし、日光が弱すぎると斑が消えてしまうので注意が必要です。

春から秋までは半日陰に置き、冬場はできるだけ日光に当てるようにします。耐暑性は強いですが、上述した葉の偏食の問題があるので、夏の期間はカーテン越しの窓際に置くのがベストです。一方、耐寒性は弱いので、冬は屋外には出さず室内に置くようにしてください。

（２）水やりや肥料の与え方は難しくない

水やりについては、春から秋にかけては土の表面が乾いてきたら水を与え、冬は乾かし気味にします。成長期の夏は鉢底から水が流れ出てくるくらいにたっぷりと水をあげましょう。ただし、日中の暑い時間に水やりをすると根にダメージを与えてしまうので、早朝か夕方の比較的涼しい時間帯に水やりするようにしてください。
また、多湿を好むので、年間を通して霧吹きなどでこまめに葉水を与えるようにしてください。

肥料については、春から秋の生育期には、２か月に１回くらいのペースで「マグァンプK」などの緩効性の化成肥料を与えます。緩効性肥料の代わりに液体肥料を使うのであれば、１０日に１回くらいのペースで与えるようにします。

（３）増やし方はさし芽が一般的

成長期の５月中旬から８月にさし芽で増やすのが一般的です。根元から２、３節残して切った茎を、さし木用土に茎全体の１／２程度まで挿し込みます。
１か月程度で発根するので、２か月程度経って根が十分に出てから鉢に植え変えます。

なお、上述した土で増やす代わりに水差しで増やすこともできます。